霞ヶ城(二本松城)跡を公園とした花の名所です。霞ケ城公園内には、ソメイヨシノなど1,700本の桜があり、夜にはライトアップされお城の白壁と桜が夜空に映し出されます。秋には菊人形展も催されます。
大河原町内を流れる白石川の堤には、隣の柴田町まで延長約8kmにわたる桜並木が続いており、「一目千本桜」と呼ばれています。約1,100本の「桜のトンネル」のうち3分の1は樹齢80年を超えています。桜の開花時期には、残雪頂く蔵王連峰と満開の桜並木が清流の白石川に映り、絶妙な調和を見せています。また、「さくら名所百選の地」にも認定され、町内はもとより全国各地からの観桜を楽しむ人々で賑わいます。
エドヒガン系の紅枝垂桜で、大正11年10月12日、国の天然記念物の指定を受けた名木です。日本を代表する桜の巨木で日本三大桜の一つといわれており、岐阜県の淡墨桜とともに東西の横綱に位置づけられています。平成2年6月2日、「新名木百選」(みどりの地球キャンペーンの一環として読売新聞社と国際花と緑の博覧会協会が選定)に認定されるとともに、人気投票による「名木ベスト10」にも選ばれています。皇居新宮殿正殿の松の間杉戸絵を飾る「桜」(橋本明治画伯)は、この滝桜をモデルとしたことでもよく知られています。