約65種1300本の特色あふれる桜が咲き誇る新宿御苑。種類によって開花期が異なるので、長い期間色々な桜が楽しめるのが特徴。3月下旬〜4月上旬は約420本のソメイヨシノ、4月上旬〜4月下旬は約20種500本の八重桜が本数も多くおすすめ。酒類は持込禁止、遊具類は使用禁止となるので注意してほしい。でも入口で大勢のガードマンの荷物検査にはただビックリ!少しやりすぎ?その為の行列になっている入口が!
明治時代に国際親善のための皇室行事として始まった行事に、「観桜会」と「観菊会」があります。 皇室主催の桜の鑑賞会「観桜御宴」は、明治14年(1881)に吹上御所で始まり、毎年4月に催されました。明治16年から大正5年までは浜離宮、大正6年(1917)から昭和13年までは新宿御苑を会場に開催されました。
 園内には約70種の桜が植栽されていましたが、さらに全国の知事あてに桜の苗木提供を依頼し、大正8年に約160種1560本の桜を植栽したといわれています。
 福羽逸人は、新宿御苑は浜離宮に比べて桜の本数も多く、種類数も他に例のない、まさに「日本における名花の御苑である」と記しています。また、当時から八重桜のイチヨウとフゲンゾウを「観桜会の時に賞玩すべき品種」としています。
 庭園誕生から100周年を迎えた現代においても、八重桜の「イチヨウ」を代表品種とし、幅広い世代の皆様から親しまれるお花見の名所・新宿御苑ですが、桜の歴史はこの明治から受け継がれたものであるといえます。
 
 
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