日本人観光客の多いナイアガラの滝は、カナダ側の滝とアメリカ側の滝があります。お勧めは、断然迫力あるカナダ側から見るホース・シュー滝。馬蹄の形のように集まる水流から名づけられています。滝の裏側を体験できるツアー、滝の傍まで行くボート・ツアー、滝の上空を飛ぶナイアガラ・ヘリコプター飛行が体験できます。160m上空のスカイローン・タワーからの滝の眺めもいかがでしょうか。滝のそばにある歩道から、ベスト・ショットが撮れるスポットを探してみましょう。 ユネスコ世界遺産に指定されている旧市街地オールド・ケベックは、上層部と下層部の街に分かれており、石畳の道に17~18世紀建造の家や教会が立ち並び世界で有名なこの街の象徴ホテル・シャトー・フロンテナックが荘厳な姿を見せています。シャトー・フロンテナックのテラスからはセント・ローレンス・リバーが見渡せます。また、4.6kmの壁で囲まれた街の中には、キャノン(大砲)や抜け穴が各所に見られ、敵からの攻撃を防ぐために作られたシタデル(要塞)があり夏限定で衛兵の交代式が見られます。 旧市街オールド・モントリオールにあるノートルダム大聖堂は、遡ること西暦1800年初頭、数十年の月日を経て、現在の形に完成されたゴシック式建築のロマン・カトリック教会。内装はブルーとゴールドの色調でまとめられ、窓にはステンドグラスを使い、たくさんある黒いクルミの木の彫刻が荘厳さを感じさせます。さらにミサでは7000本のパイプオルガンによる生演奏が行われます。この大聖堂で、モントリオール出身のフレンチ・カナディアン歌手セリーヌ・ディオンが元マネージャー兼夫、今は亡きレネ・アンゲリルと1994年12月に結婚式を挙げられたことで知られている有名な教会です。その22年後の2016年1月に咽頭がんで亡くなった夫レネのお葬式をこの聖堂で行っています。現カナダ首相ジャスティン・トゥルドーの亡き父、15代目カナダ首相ピエール・トゥルドーの国葬も2000年行われました。 カナダ首都オタワにある国会議事堂は,国内の重要な取り決めが行われる議会が開かれています。建物は、東ブロックと西ブロック、そして、時計台のある真ん中の中央ブロックの3つに分かれています。最初の議事堂は、1859年から1866年の間に建築され、完成翌年の1867年から国会議事堂として使用されていました。しかし、1916年の原因不明の大火災により中央ブロックの建物を焼失し、1922年に再建されています。その火災により7名の尊い命が奪われた議事堂には、1927年にピース・タワー(平和の塔)を完成させています。 モレーン湖はバンフ国立公園内にあるレイク・ルイーズから14km南東の標高1885mにあります。トルコ石のような青緑色した水面の色彩は、氷河が流れ込んだ際に岩とぶつかって出来た小さな粉が湖に溶けて生み出した自然色です。冬場に凍り付いた湖は6月まで溶けることがなく、6月下旬になってようやく水面が現れ、美しさのピークを迎えます。モレーン湖周辺へ行く公共交通機関は出ていませんので、ツアーに参加するかレンタカーを借りて行くことになりますが、安全の為に一人旅は禁止されています。また、アクセスできる期間は例年5月から10月の間となっていますので、観光の際には事前に調べることをお勧めします。夏場は美しい湖をカヌーで水面を散策し、秋には紅葉の景色を楽しみましょう。また、グリズリー・ベアの活動が激しい時期には公園が閉鎖することもあることもご承知ください。 |
|
|
|
|
||||||||
タカナダは、北は北極圏と重なり、南は米国と接する北米の国です。主要都市には、巨大都市トロント、西海岸の映画の中心地バンクーバー、フランス語圏のモントリオールとケベックシティ、首都オタワなどがあります。帯状に広がる広大な荒野には、ロッキー山脈に囲まれ数多くの湖が点在することで知られるバンフ国立公園があります。また、巨大な複数の滝からなるナイアガラの滝でも有名です